Swingrowers – Midnight

on 8月 1, 2015 in Diary

2015.8.1 の記事を再編集。

Swingrowers – Midnight

面白いPVを教えてもらったので調べてみた。シチリア出身のバンドなんですなぁ。彼らの公式Youtubeを見てたら動画の説明が出ていて、こんな感じの事が書いてあった。

この映像はディズニーの「骸骨の踊り(1929年)」からの出典を含む、非公式のスペシャル・フューチャリング・ヴィンテージ・アニメーションです。

歌詞の方は、雑な訳なので、これでいいのかなぁと思いつつも、まあ適当に。

あなたの光でもう一度温めて
あなたのもとに跳んで行くわ
お金持ちはお金を持ってて
ミツバチは蜂蜜を作ってて
愛なんて全然純粋じゃないわ

もう一度私のものになれない?
たまにじゃなくて(※)
お金持ちはお金を持ってて
ミツバチは蜂蜜を作って

愛は不確かなものだから

狼はどうして真夜中に歌い吠えるの
彼は彼女の名前を大声で呼ぼうとする
でも彼の愛はまだ遠いところにあるの
狼はどうして真夜中の鐘に歌うの
彼は最後の審判の日まで待つでしょうね
でも彼の愛はまだ遠いところにあるの

今夜夢を見たよ、君が僕の奥さんっていう
色褪せて空しいハネムーン
お金持ちはお金を持ってて
ミツバチは蜂蜜を作って

愛なんて全然純粋じゃないよ

星空で星たちと一緒に彷徨う
ジプシーがするみたいにね
お金持ちはお金を持ってて
ミツバチは蜂蜜を作って

愛は不確かなものだから

狼はどうして真夜中に歌い吠えるの
彼は彼女の名前を大声で呼ぼうとする
でも彼の愛はまだ遠いところにあるの
狼はどうして真夜中の鐘に歌うの
彼は最後の審判の日まで待つでしょうね
でも彼の愛はまだ遠いところにあるの

 

ざっくり雰囲気だけでも分かればなと。

「たまにじゃなくって」のところに注釈をつけてますが、どのくらい「たまに」なのかが説明しにくいなと思ったので。元の歌詞では「Not once in a blue moon」って言ってますが、「once in a blue moon」って「めったにない」という意味なんです。つまり「blue moon = a long time」と考えてください。普通の満月は1ヶ月に1度出ますが、1ヶ月のうちに2回目に出る満月、あるいは1シーズン(3か月)のうちの4回目の満月がブルームーン。滅多にお目にかかれない、だからこの歌詞では、そんなのは嫌ってことですね。というのが現代における使い方と訳し方です。

 

 

ここから 2018.2.1 追記

 

 

1ヶ月のうちに2回目?1シーズン(3か月)のうちの4回目?ってところをちゃんと説明してないですね。まあほぼ非公開な記事だったんで、許してください。

 

更に掘り下げると、「blue moon」の語源は「belewe moon」。「belewe」って古語なので現代の英語辞書にはたぶん載ってないんですが、不気味なとか、裏切りの、というネガティブなイメージがあります。キリスト教圏のイベントを思い出すと、満月の重要さが分かります。ハロウィンやイースターは満月の日によって前後します。昔は季節ごとに農村などの予定の目安があって、何回目の満月の時に畑の種まき・収穫をするか、ワインのブドウ収穫や醸造をするかなど、カレンダー代わりに満月が使われていたと言います。満月が毎月1回ならそれでいいのですが、1ヶ月に2度も満月があると困る。そういう意味で、1シーズンに本来3回しか満月が無いはずなのに、4回目があるっていうイレギュラーの存在なのです。そんなブルームーンは19年に7回あると言い、どのシーズンに現れるかも不規則なので、満月を暦にしている時代には忌まわしいものでした。

 

そんなイレギュラーに、稀に来る程度の恋人じゃ嫌よってことですね。ハロウィンをテーマにした歌詞としてはなかなかシャレオツだなあと、ニヤニヤします。

 

今日の月はスーパーブルーブラッドムーンって長い名前ですが、「ブルー」の部分は前述のとおり、月に2度目の満月という珍しい満月のことを指してまして、青いのに血色?って思わないでください。「belewe」なんです。

今日それを人にどうやって説明しようかなと思ったのですが、長いのでやめました(移動中で長文を打ちにくかったし、そんなうだうだと説明しても疎ましいだろうなと思ったので)。まあ、現代はもうカレンダーがあるからいらないって思うかもしれませんが、そういう文化のもとから来る言葉なので、私はそういう古い文化を尊重して語り継いでいく方が好きです。ブルームーンが出るたびに、昔はこうだったんですよと誰かが言うのも、悪くないでしょう?私はそういう面倒くさい風情が大好きです。

 

月が見える時間だなあと、スマホやらレンズやらデジイチやらを外に持ち出してばたばたしていたら、電話がかかってきて「月が綺麗ですね」って言葉を聞きました。なかなかニクいことを言う人がいたもんだと、ニヤリとしました。望遠レンズを付けようとしたのに、マクロレンズを付けてしまい、慌てて取ろうとしたらガッチリハマってなかなか取れない・・・なんて事情がなければ、もう少し楽しんだんですが、ルームウェアだけで外に出ていたのでそれどころじゃなく(正直、電話かかってきたときに、この忙しいのになんじゃーい!って叫びそうになったのは内緒です☆)。風情ある電話に、風情の無い私。反省。風情というのは優雅な時間の余裕がないと、しっかり味わえないものですな。

 

この歌が言うように、他人の言動は期待できるものではないし、そんな他人と織りなす愛が不確かなのも仕方ないことです。だからこそ、思い通りにはいかないからこそ、面白いのかもしれません。ひっそり想うのはタダだけど、行動にはコストがかかるし、発言には責任が伴う。どれくらいコストと責任を出せるのかが、「表現としての愛」なのだと思います。いくら夜中に吠えていても、愛は遠いままで何も変わらないんです。最後の審判の日まで待っていても、求めている愛は手の届かないところから降りてこないんです。若い人たちは、愛が欲しいのなら、動いてみてください。心でいくら葛藤しても人生は動きませんぞー。

2 Comments

  1. はじめまして。
    Midnightの歌詞和訳を探しててこのサイトにたどり着いた者です。(久し振りに見に来てみたのですが追記があってわくわくして読みました!)
    この曲大好きなので、こうして和訳してもらえてうれしいです。考察も鋭くてためになります。

    それで、こちらの文章を読ませてもらって、ハロウィンモチーフの曲で普通に納得していたのですが公式MVを見てすごく驚いてしまい…まだまだ解釈に幅がありそうな曲です。

    長々と(しかも唐突に)コメントすみません。素敵なものをありがとうございます。

    • うわーすっかりコメント見るの忘れててすいませんっ!この曲すっごいイイですよね~。オフィシャルで彼らが書いた説明文は全部訳したつもりなんですが、それでもまだ解釈の余地がありそうな、ステキな詩ですよねぇ。こちらこそ、応援ありがとうございます!!!

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